【パワプロ2022-2023】「栄冠ナイン」で甲子園優勝する基本的な攻略方法まとめ。魔物なしでもOK

2024年7月1日

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パワプロシリーズの人気モードの一つである栄冠ナイン。

栄冠ナインと言えば、相手のエラー率を上げる魔物戦術がかなり有効ではあるものの、2022ではやや弱体化され、基本の育成方法を理解することがより重要になりました。

本記事では、魔物に依存しないスタンダードな方法で甲子園優勝を目指す攻略方法を紹介します。筆者はパワプロ2022において、この方法で20回以上の甲子園優勝を果たしていますので、参考にしていただければと思います。

【更新:2024年8月8日】
パワプロ2024の初期バージョンでは、試合後半にCPUによる異常な連打モードが発動しています。過去作に比べて難易度が上がっていますが、筆者は以下の記事で紹介している育成法でその抑制に成功しました。
【パワプロ2024-2025】「栄冠ナイン」初期バージョンを転生なしスタートの4年夏に甲子園出場した育成記録

【更新:2024年7月28日】
8月下旬の第3回アップデートにおいて、打高投低のバランスを見直すことが発表されています。
8月下旬の第3回アップデート大幅バランス調整へ。栄冠ナインの打高やパワフェスのテンポ感など

基本方針と考え方

この攻略記事の方針は以下の通りです。

  • 基本解説のため数値の説明は省略
  • 選手の性格は変えない
  • 選手のポジションや本来の能力、性格に合わせた育成
  • みんなにバント○を取得させるなど極端な方針はとらない
  • 年代はデフォルトでスタート

ここまで縛っても甲子園優勝はできます。逆に言えば、これらの縛りをなくせば難易度はグッと下がります。

おすすめ設定

自動交代はオフに

何より先に、「システム」→「ゲーム設定」から「自動交代」はオフにしておきましょう。オンのままにしておくと、意図した選手交代ができなくなりますし、最悪の場合終盤に投手が枯渇します。

転生はオンに

転生をオンにしておくと、現役選手やOBがランダムで登場します。そのままの能力ではなく調整されていますが、強い選手はたくさんの特殊能力を持っており、1年目から活躍してくれることもあります。

なお、年代を特定のOB、現役選手に合わせることでその選手の出現率を上げる方法もありますが、栄冠ナインはランダム性が楽しいと個人的には思っているので、今回は採用しません。

止まるマス・カードの選び方

青マス・黄色マスを基本

青マスをベースで考えつつ、黄色マスがあれば大きい数字のカードで踏みにいくと多くの経験値が得られます。

疲れがたまっていれば緑マスにも止まりましょう。体力が少ない状態では練習で得られる経験値が少なくなります。

特訓マス(バットとボールのマス)は絶対に止まりにいきましょう。特殊能力ゲットのチャンスです。

OBマスの効果

2年目以降に出現するOBマス(卒業生がいるマス)もなにかといいことがあるので、必要に応じて止まりましょう。

練習効率アップの可能性があるアイドルは最優先で、赤特を消す野球選手もわりと優先度高めです。ミゾット社員に多く止まればグラウンドレベルもキープしやすくなります。

練習効率アップの次は大きい数字の練習を選ぶ

練習効率が上がるイベントが発生した次のターンは、練習で得られる経験値が多くなります。卒業式、進級など確定で上がるタイミングがありますので覚えておきましょう。

練習効率が上がったら、大きい数字の練習をしましょう。効率の上がり幅には「小・中・大」の3段階あります。黄色を踏めばさらに効果アップです。アイテムでカードを入れ替えたり、数字を大きくしたりするのもありです。

「観戦」のカードのみ、効率アップの効果が2ターン続きます。通常は「小アップ」の効果ですが、観戦を使ったターンで練習効率中や大のイベントを起こすとそちらが適用され、中や大の状態が2ターン続きます。

アイドルやクリスマスイブが踏めそうなときに観戦カードを持っていたら、ぜひ狙ってみましょう。

止まるといい日付

特定の日付や期間に止まると、ラッキーなイベントが起こることがあります。いくつかありますが、効果の高いものや発生しやすいものを紹介します。

甲子園決定後10日間の青マス(インタビューイベント)

甲子園決定後、夏は7月21~30日、春は2月1~10日に青マスに止まると、低確率でインタビューイベントが発生します。効果がすごいので、「逆転の発想」「ポジティブシンキング」などのアイテムを使って青マスを増やしてチャンスを待ちましょう。

選んだ選択肢により能力に応じて確率で、さまざまな特殊能力がつきます。特殊能力の取得がない「選手の努力」以外の、チームの方針に合った選択肢を選びましょう。

12月24日(クリスマスイブ)

12月24日は練習効率大アップイベントが発生する可能性があります。発生した後は数字が大きいカードで練習をしましょう。

夏の甲子園がない8月21日(地域差あり)

甲子園の試合がない8月21日は、後ろ数日が特訓マスか回復マスに変わります。

※北海道や東北など夏休みの異なる地域では、8月21日より前に特訓マスイベントが発生します。
8月10日:北海道、岩手、宮城、山形、福島、長野
8月15日:青森、秋田

うるう年の2月29日(特訓イベント)

うるう年(4の倍数の年)の2月29日は、後ろ数日が特訓マスに変わります。4年に1度なので忘れがちですが、効果は高いのでぜひ。

戦績ポイントの使い方・優先度

試合に勝つと戦績ポイントがもらえ、5回勝つごとにショップで各種アイテムと交換できます。戦績ポイントを有効に使うことで、より早く甲子園優勝を達成できます。

器材と土でグラウンドレベルを上げる

戦績ポイントを優先して使いたいのが器材です。器材によって練習がパワーアップするほか、グラウンドレベルが上がって練習経験値が多くなります。最初に1000Pの器材を揃え、2000Pの器材はお楽しみ券(1600P)で交換するとポイントを節約できます。

グラウンドレベルは定期的に低下します。器材が壊れたら早く交換しましょう。戦績ポイントのほか、ミゾット社員がOBにいれば、器材交換券をもらえたり、耐久値を回復してくれたりします。

グラウンドレベルに影響するもう一つの要素が土です。評判「強豪」以上で黒土になり、グラウンドレベルは最大99まで上がります。土も練習により痛みますので、レベルが落ちてきたら入れ替えましょう。

常に最大をキープするのは難しいですが、90を下回らないようにしたいところです。

アイテムのおすすめ

器材、土と揃えたら次はアイテムがよいでしょう。おすすめは

  • 新入生の履歴書
  • お褒めの言葉
  • おにぎり
  • ポジティブシンキング
  • 逆転の発想
  • ○○の極意書

あたりを状況に合わせて購入しましょう。パワプロショップで買えるものもあるので、そちらで補ってもいいです。

特殊能力・合宿

合宿

合宿は7月と12月にあります。1か月前にやるかどうか聞かれますが、必ずやりましょう。特殊能力をゲットできるチャンスです。

選手のテンションが上がっていれば取得率がアップします。練習確認画面で電球マークがついている選手はノリノリですので、合宿や特訓マス前に確認しておくとよいでしょう。

注目選手に選ばれる選手はランダムです。練習カードからゲットできる特殊能力は、練習内容に関連した特殊能力からランダムで選ばれます。合宿前にカード内容を調整しつつ、引きが悪ければ合宿前に「スケジュール変更手帳」を使うのもありでしょう(合宿中は使えません)。

おすすめ特殊能力

取りたい特殊能力ですが、まずは学年に1人「ムード○」がほしいところ。ベンチにさえいれば全員のミートとパワーを底上げしてくれます。ちなみに、ムード☓はその逆の効果。いたらプロOBマスで消すか、ベンチ外にしておきましょう。

「キャッチャー」系も強力です。ランクに応じて投手の能力を底上げしてくれます。ほかの能力が多少劣るくらいなら、キャッチャー持ちを正捕手にしたほうがいいでしょう。

それ以外では、試合でレベル6以上の出現条件になる特殊能力をおすすめします。また、特能マスに止まったときに星の数が多い(取得難易度が高い)能力は、基本的に強力です。


試合の立ち回り

注目選手

試合前にレギュラー選手3名のうち1名を注目選手に選びます。注目選手に選ぶと出番時に確定で指示ができます。試合経験値は指示ごとに入りますので、注目選手はよく育ちますし信頼度も上がりやすいです。

実力差のある試合では育成したい選手を、そうでない試合では調子がいい主力選手を選びましょう。

天才肌の「急成長」は試合で獲得する経験値が大幅に増えます。できれば注目選手にして成長を手助けしてやりましょう。

数字は大事だけどそれだけで判断しない

基本は数字の大きいカードを選びますが、「おまかせ」はうまくいかない印象があります。投手で「ストライクを取れ」も数字高くなりがちですが、甘いボールがいきやすいので能力が低いとよく打たれます。

相手の能力を見ることも大切です。例えば、プルヒッターを持っている選手は強振で引っ張った時に強い打球が飛びます。そんな相手には、引っ張りにくい外角中心に攻めるといった具合です。

「盗塁」を数字だけで判断すると失敗しやすいので、相手捕手の肩力とランナーの走力・特殊能力を見て判断しましょう。「ヒットエンドラン」は空振るとランナー単独での盗塁になります。ミート多用の積極打法でバットに当てにいきましょう。

数字の大小は、選手の能力のほか信頼度によっても変わります。能力の高い1年生でも数字が低いのはそのためです。信頼度は試合やイベントで自然に上がっていくものですが、早く上げたい場合は注目選手にするといいですし、「おまかせ」を選ぶと他の指示より信頼度が上昇します。

指示内容で成長度が変わる

指示内容に応じて得られる経験値が変わります。強化したい指示を選択したいところですが、勝って試合数を増やすことが最優先ですので、余裕がある時に考慮する程度でいいでしょう。

投球時はタイプに合わせて速球中心か変化球中心かを選択しましょう。打撃時も、ミート多用か強振多用かによって対応する能力に経験値が入ります。おまかせならバランスよく入ります。

伝令は忘れず使いましょう。スタミナや守備力を補えます。内容は性格によって異なり、同系統の伝令でも学年が上の選手だと効果が上がります。伝令できるのはベンチにいる選手のみです。

性格 伝令効果
ごくふつう、内気 励ます(スタミナアップ)
クール、天才肌 助言(投手能力アップ)
お調子者、したたか ほめる(投手調子アップ)
やんちゃ、熱血漢 盛り上げる(守備アップ)

試合運び

初年度夏までは捨てる

ゲームを始めて7月の夏大会まではあまりに期間が短く、練習環境も整っていないため、まともに育成する余裕はありません。

そのため、強力な転生選手でもいない限りは、3年生を育成したところで甲子園に出場するのは難しく、初戦負けも十分にあり得ます。

試合経験値はスタメンほど多くもらえます。3年生のほうが能力は高いので使いたくなりますが、目先の1勝を捨て、1,2年生中心のスタメンを組んで成長を促すのもひとつの方法です。

多くの選手を試合に出す

なるべく多くの選手を試合に出しましょう。ベンチ外よりベンチ、ベンチより途中交代のほうが多くの経験値を得られます。代打や代走が経験値多めですが、守備だけでも出さないよりましです。

コールド条件を理解する

コールド勝ちは指示を出す機会が減る、つまり経験値を得るチャンスが減るのでもったいないです。

なってしまうときは仕方ないですが、弱めの投手に変えるなどして勝てる範囲でうまく調整したいところです。

コールドになる点差は、5-6回10点差以上、7回以降7点差以上です。なお、地方大会決勝や春夏の甲子園大会ではコールドは発生しません。

固有戦術の使いどころを見極める

試合に一回しか使えない固有戦術(右端にある赤いカード)はここぞという場面で使いましょう。例えば「〇〇の魔物」「ゆさぶる」のような1イニング効果のある固有戦術は、アウトカウントが少ないところで使ったほうが効果が長持ちします。

試合での結果により特殊能力を取得する可能性があります。条件を満たしても確率は低いので、初めのうちは無理に狙う必要はありません。プレイに余裕が出てきたら条件を調べて狙ってみてもよいでしょう。

育成・性格

育成方針は打撃重視

入学式後と夏大会後に育成方針を決める場面があります。選んだ内容によって練習時に出現するカードの内容が変わります。おすすめは打撃重視。打ち勝つ野球が楽しいというのもありますし、打撃は守備や走塁と比べてステータスが上がりにくいためです。

どんな選手を育成する場合でも、守備系は最低限上げておかないとボロボロ失点します(体感でDはほしい)。あとはポジションや選手ごとに。例えば外野は肩強いほうがいいですし、ショートは守備力。逆にファーストは肩そんなにいらないとか。

投手では、栄冠ナインだけを考えるならスタミナはDで十分。伝令で補えます。変化球は変化量や種類が少ないと打たれやすいので、2球種4以上はほしい印象です。変化量1や2の球種があると、他のスペックが高くても打たれやすい印象があります。

性格で育成方針を変える

性格によって上がりやすい能力が異なるので、それに合わせて育成するのが効率的です。ポジションは各学年でバランスよく。足りなければコンバートしておきましょう。守備力に関わるので、必ず◎までこなしておきましょう。

後は性格や特殊能力との相性を見ながら他の能力を上げましょう。

性格
上がりやすい能力
打者 投手
熱血漢 パワー、肩力 スタミナ
やんちゃ ミート、パワー 球速
クール ミート、守備 コントロール
内気 守備、捕球 変化球
したたか 走力、捕球 変化球
お調子者 走力、肩力 球速
天才肌 まんべんなく上がる(大)
ごくふつう まんべんなく上がる

性格は、育成方針や固有戦術、伝令など様々な場面に関わる大切な要素です。どの選手がどの性格かは必ず把握しておきましょう。

新入生スカウトのコツ

打撃重視を優先して巡回

新入生スカウトは、11月~1月に各月2人(「新入生スカウト」のカードがランダムで出ます)と、「新入生の履歴書」で4人。1年に最大10人までスカウトできます。学校の評判が上がると、スカウトに行ける都道府県の範囲が広くなります。

基本的には打撃重視の都道府県を回ります。投手を取る場合は投手重視ですが、エース候補を1人確保できれば十分でしょう。一芸は能力の偏りが大きいのでおすすめできません。

ステータスの強弱をベースにしつつ、寸評で特殊能力を判断して獲得を目指しましょう。(練習の姿勢が~とキャプテン・副キャプテンは、特定の特殊能力はなくランダムです。)

ポジションはコンバートで間に合う

ポジションはバランスよく取れるに越したことないですが、後でコンバートすればいいのでそこまで気にする必要ないです。能力ベースで選びましょう。

例外として、特能の「キャッチャー」だけは捕手しか持っていないと思われますので、捕手の多い都道府県を回ってみましょう。

転生選手について

パワプロ2024では、新入生スカウトでも日本人転生選手が出現するようになりました。転生選手は1年目から活躍してくれることも多いので、能力を見て獲得しましょう。

それに加え、学校の評判が一定以上になると外国人転生選手が新年度にランダムで加入します。片っ端からスカウトして新入生枠を埋めるのではなく、余裕を持たせて転生選手を狙うのもありです。

おすすめ寸評

選手が持っている寸評で、おすすめのものは以下の通りです。

  • 「好リード」:キャッチャーAかB持ち。能力低くても優先
  • 「盛り上げ役」:ムード○持ち。学年に1人いるといいが、後でも取りやすいので強い選手だった場合のみ
  • 「将来性が」:覚醒して能力が大幅アップする可能性がある
  • 「彼は天才なのかも」:天才肌の可能性。全能力が上がりやすい。はずれもある。

これ以外では、ヒットメーカー=アベレージヒッター、引っ張り=プルヒッターなど、試合のカードがレベル6以上になる特殊能力をもっている選手もおすすめです。対応能力は以下の記事で紹介しています。


小ネタ・テクニック

オンライン大会は弱くてもエントリー

オンライン大会には弱くても参戦しておきましょう。アイテムがもらえます。

試合中の相手能力の確認は簡単

試合指示画面でXボタン→Aボタン(Switch)で対戦中の選手の能力が確認できます。

栄冠ナインはパワポイント効率が良い

栄冠ナインは全モード中もっともパワポイント効率の高いモードです。学校の評判が名門まで行けば年間37500PPもらえますので、他モードがメインの人でもプレイする価値はあります。

終わりに

かなり長い記事になりましたが、甲子園優勝できるだけの内容は詰め込めたと思います。

性格を変えないなどはっきり言って非効率な部分もありますが、毎年同じようなチームづくりをするよりも変化を楽しめたらなという感じですね。

いろんな楽しみ方を許容してくれるのがパワプロの良さですので、基本は抑えつつも自分なりのやり方で甲子園優勝を目指しましょう。