【パワプロ2024-2025】「栄冠ナイン」初期バージョンを攻略するための育成・試合采配・心構え

2024年8月1日

「パワフルプロ野球2024-2025(パワプロ2024-2025)」の栄冠ナインは、発売時点の難易度、というよりゲームバランスが悪く、その狙いとは反して気軽に楽しめるモードになっているとは言えません。

すてに8月下旬のアップデートによりバランス調整が行われると発表されていますが、むしろこの時期だからこそ、栄冠ナインで遊びたいという人もいることでしょう。

そこで、私は3年縛りで7周ほどプレイする中で感じたことをここにまとめます。育成、試合の立ち回り、プレイの心構えに分けてまとめましたので、参考にしてください。

あくまで3年夏までのプレイ経験をもとにまとめたものである点を理解して読んでいただければと思います。

ちなみに、初年度モブのみ、強力転生選手なしで4年夏に甲子園に出場することに成功した育成方法は以下で紹介しています。

育成面

転生・天才がほぼすべて

身もふたもないですが、転生選手をどのタイミングで、そして誰を引けるかで80%以上が決まってしまうと言っても過言ではありません。天才肌の選手もありですが、確率的には転生よりレアです。

個人的には、1年目は転生なしのモブ選手だけでスタートしたいのですが、これで2年目にそれなりに強い転生選手を引けないと、3年のうちにまともに勝ち進むのは非常に難しいでしょう。とにかくストレスがたまる試合ばかりになります。

どうせ転生選手頼りであれば、1年目の時点で転生選手を厳選してスタートしたほうが気持ちよく楽しめます。できれば投手がいいでしょう。

過去一番の魔物ゲー

魔物とは、栄冠ナインで内気の性格をもつ2、3年生が使える可能性がある固有戦術です。1イニングの間、相手の捕球を下げてエラーの赤特を付与します。エラーが多発するため、大量得点のチャンスになります。

栄冠ナインでは強戦術として知られていますが、今作ではCPUの異様な連打モードに対抗するための数少ない手段として、重要度が歴代トップクラスに上がっていると言えます。

7周する中でごたえがあったのは結局、魔物が都合のいいタイミングで使えたときだけでした。

個人的にはあまり多用したくないのですが、占い師や自分探しの本を活用して内気の選手を増やすことができれば、ある程度勝てるようになっていきます。

打撃重視だけでは安定しない

栄冠ナインは基本的にミート走力を鍛えるのが手っ取り早いのですが、今作ではそれに拍車がかかっています。

全体方針を3年間打撃重視で固定し、弾道やパワーもそれなりに上げたチームも育ててはみたものの、明らかにミート走力重視のチームのほうが得点力がありました。

打力を上げた割に★100~200程度の投手しかいないチームから点を取れないこともあり、とにかく安定しません。一方でこちらは、★300の投手でも平然と連打を食らいますのでどうにもなりません。

あるとき打たれにくくなるタイミングがある

打たれるときは何をやっても打たれるのに、ある時点から急に打たれにくくなるタイミングがやってきます。

投手の何らかのステータスが影響しているのかと思い、球速や変化球、制球などそれぞれに特化した投手を育ててみましたが、特にこれというものは見つかりませんでした。

別検証で4年目までプレイしたところ、投手力もしくは総合戦力(試合戦力)が一定レベルに達したところで連打モードが止まって勝ちやすくなることが分かってきましたので、ぜひ参考にしてください。

試合の立ち回り

攻撃は一気に仕掛ける

4回や5回にチャンスが回ってきても、固有戦術や伝令を使い渋りがちになるのですが、後で使おうと思ったころには、相手の連打モード後で勝ち筋がほぼない状態に追い込まれている可能性が高いのが今作です。

であれば、取れるうちに取ってしまって、あわよくばコールド勝ちに持ち込んでしまうのが今作流の戦い方になるのでしょう。

その意味で、1イニングの間チームの打力、もしくは調子を引き上げてくれる固有戦術が使えるお調子者は、今作ではかなり評価の高い性格になっています。

育成目的のコールド回避や選手交代は慎重に

選手に経験を積ませるために、コールドになりそうなところでわざと点を取られたり、控え選手に交代したりといったプレイは栄冠ナインの定番です。

ただし、それを現在のバランスでやってしまうと、わりと簡単に逆転されてしまいます。DやEの相手でも、少し格の落ちる投手を出すと、10点くらいは簡単にとってきます。

コールドでもなんでも、勝てそうなときには確実に勝ちを拾いにいきましょう。

プレイの心構え ~理不尽さを割り切る~

栄冠ナインの試合はもともと、パワプロのほかのモードとは異なるメカニズムが適用されています。

弾道1パワーFみたいな選手がほかのモードでホームランを打つことはまず考えられませんが、栄冠ナインではそれが当たり前のように発生します。

それ自体は過去作からあった仕様ではあるものの、今作は異常な連打モードのせいでそうしたシーンが目立ちます。

また、捕球をどれだけ上げようが簡単なゴロをエラーしたり、送球Aなのに送球ミスをしたり、なんらかのエフェクト(補正)の影響とみられる挙動が目立つのも今作の特徴です。

それに加え、月曜日のテンションダウンでこっちは不調ぞろい、相手投手は絶好調みたいなこともよくあって、戦力差で勝っていたとしてもまったく余裕はありません。

少なくとも8月下旬までそうした状況が変わることはないので、そうした挙動もゲームの一部だと受け入れてやっていくしかありません。

我慢できないなら、問題の解決を期待しながら8月下旬のアップデートを待ちましょう。

まとめ

栄冠ナインはチームマネージメント要素が楽しめるとても楽しいモードです。

パワプロ2024-2025の初期バージョンでは、残念なゲームバランスによって批判にさらされていますが、8月下旬のアップデートで改善を約束してくれていますので、それを期待しましょう。

それまでは、栄冠ナインのプレイを見送るのもひとつですし、それでも栄冠ナインで遊びたいという人は、今回記事で紹介した内容が参考になれば幸いです。