【パワプロ2024-2025】「栄冠ナイン」第5回アプデ後3年プレイ。序盤勝ちにくい問題はどうなった?
「パワフルプロ野球2024-2025(パワプロ2024-2025)」の栄冠ナインは、発売当初よりゲームバランスの悪さが指摘されてきました。
第3回アップデートでバランス調整が行われたものの、そこでまた別の問題が噴出し、10月21日の第5回アップデートで、2度目のバランス調整が行われる事態となりました。
この記事では、2度目のバランス調整によって栄冠ナインはどう変わったのか、スタートから3年間をプレイしたうえでまとめています。
第5回アップデートでの変更点
まずは、第5回アップデートにおける栄冠ナインのバランス調整の公式発表を見ておきましょう。
- 同一イニング内で大量失点しづらくなるよう調整
- 同一イニング内で一定以上の失点をすると自動試合に切り替わる仕様を追加
- 対戦校の評判が中堅以下の場合に相手チームから打たれにくくなるよう調整
- 月曜日にテンションが下がるイベントを廃止
- 週ごとに一定の確率でテンションが「ふつう」になるイベントを追加
※大会期間は対象外です - 公式戦に勝利すると一定の確率で選手のテンションが上がる仕様を追加
※公式戦に敗北すると一定の確率で選手のテンションが下がる仕様も追加 - 試合後の評判変動バランスを調整
- 県大会の組み合わせ抽選で序盤に当たる相手校の評判がそこそこ以下になるよう調整
※自身の高校の評判がそこそこ以下の場合に限ります
※候補となる相手校リストの状況によっては中堅以上の学校が割り当てられることがあります - 試合中に投手のスタミナゲージ表示を追加
異常な乱打戦になりやすい問題や、テンション周りの調整、序盤における対戦相手レベルの調整などが主な内容です。
第5回アップデート検証
使用したチーム
転生選手を引けるかどうかによる難易度のばらつきをなくすため、2024年の転生選手なしで開始します。都道府県は三重(★3)です。もちろん、過去データの引き継ぎはありません(手持ちアイテムや初年度OB出現はない状態)。
新入生。投手は★59と53です。野手も100超えなし、性格内気もなしの、ほぼ最低条件のスタートです。リセマラありならすぐにリセットするレベル。
上級生。エースは2年生のため初年度は厳しそうですが、それ以降を見据えるならあり。内気は2年生に1人いました。
全試合結果・主な出来事
1年目
戦力E
夏1回戦相手D6-4勝ち
夏2回戦相手E8-5勝ち
夏3回戦相手B1-8負け
戦力E
1年目秋1回戦E5-8負け
クリスマス野球道具
1月練習試合引き分け
2月練習試合コールド勝ち※評判そこそこに
卒業生:職人、ショップ店員、占い、肉屋
1年目の進め方として、3年生を外して1、2年生でスタメンを固めるというやり方もあります。私はそれをせず、とにかくそのときのベストメンバーをスタメンにする方法を取っています。
狙いは、一つでも多くの勝利をもぎ取るため。そのほうが試合経験値を稼げますし、評判を早く上げてしまえば、新入生スカウトや進行アイコンの点で有利になるからです。
2年目
新入生投手1名野手転向で★175、もうひとりは★95スロスタ短気
野手は100超え4人、最大152
スカウト2人成功、一人は将来性
占いで2年生外野手が内気に→控え
戦力D
夏1回戦相手E9-2勝ち
夏2回戦相手E6-1勝ち※評判中堅に
夏3回戦相手D6-7負け
戦力D
秋1回戦相手C9-3勝ち
秋2回戦相手D5-6負け
10月練習試合相手C2-11負け
10月練習試合2相手C9-8勝ち※魔物
11月練習試合相手A3-8負け
クリスマス野球道具
1月練習試合相手C11-20負け※魔物
1月練習試合相手D8-1勝ち
卒業生:職人、プロ3人、看護師
3月練習試合相手E7-0
夏大会で評判が中堅まで上がったこともあり、進行アイコンの自由度が高まりました。また、3年目に入学する選手のスカウトも順調に進み、転生勝野投手の入学を確定させました。この年は練習試合がやたら多かったです。
3年目
新入生:転生勝野(★239)
100超え野手4人
4月練習試合相手D7-6勝ち
戦力C
夏1回戦相手E17-9勝ち※先発炎上、魔物あり
夏2回戦相手D10-1コールド勝ち
夏3回戦相手D8-3魔物あり
夏準決勝相手C10-6勝ち魔物あり
夏決勝相手A5-3勝ち※評判強豪に
甲子園1回戦相手A1-6負け
▼3年夏エース
▼3年夏主軸
検証まとめ
3年プレイを終えての感想
なにより、これまで転生選手なしスタートの3年プレイを10回以上繰り返しても成し遂げられなかった甲子園出場を、一発で果たすことができたという事実が、第5回アップデートの調整を物語っていると言えます。
さすがに★50台のピッチャーが2人というスタートでは、大量失点を食らう試合もそれなりにありましたが、過去バージョンのような異常な連打を食らうことはありませんでした。
評判そこそこまでは序盤に強いチームと当たらないこと、中堅までは相手チームに打たれにくくなる仕様が導入されたこともあり、3年プレイの範囲内ではかなり勝ちやすくなっていると言えます。
また、負けたときの評判値が下がりにくくなった影響で評判の維持は容易になり、行動アイコンの選択肢が増えたり、新入生スカウトで成功しやすくなったりといった恩恵は受けやすくなっており、この点もチームの強化に役立ちました。
魔物も使ってはいるものの、試合展開的になくても勝てる状況ばかりでしたし、なんなら県大会決勝では魔物無しでAのチームに勝てていますので、転生選手なしスタートでも3年で甲子園出場は現実的な目標となりました。
スタミナの可視化
今回のアップデートでは、投手のスタミナが可視化されるようになりました。交代のタイミングが分かりやすくなるよい変更です。
スタミナといえば、伝令の励ますでスタミナを上げて先発投手を酷使するのは定番の戦い方ですが、この変更により、スタミナが切れた状態でスタミナアップの伝令を送っても、ほぼ意味がないことがはっきりしました。
スタミナアップの伝令は、スタミナが切れる前に送りましょう。
テンション
今回のアップデートでは、月曜日のテンションダウンイベントが完全に廃止されました。
その代わり、公式戦で勝つと数人のテンションがアップしたり、逆に負けるとたくさんの選手のテンションがダウンしたりするイベントが追加されています。
また、ノリノリ・超ノリノリ・ダメダメの選手が、一定確率でふつうに戻されるというイベントも発生するようになっています。
これらの変更により、テンションがダメダメになる割合はかなり減少したほか、公式戦中はテンションがどんどん上がっていくようになり、戦いやすくなった
今回の検証で格上のチームに決勝で勝てたのも、テンションの高さ=調子の良さが影響したのは間違いないでしょう。
それ以外で気になったこと(未検証)
- たくさん失点すると自動試合に移行するのは4失点が基準の可能性
- センターが能力に関係なくエラーする現象はまだある
- ホームランが出やすくなっている気がする
- ★の数が高くてもなんか打たれる投手
これらはあくまで3年の中で感じたことであり、実際とは異なる部分があるかもしれません。
栄冠ナインでは、パワーや弾道が高いパワータイプの選手が思ったように活躍せず、ミートや走力を上げるアベレージタイプでの育成が有利とされてきていますので、ここに変更があったのなら大きな出来事でしょう。
もう一つ、3年目に転生の勝野投手が入部しましたが、★250超えにもかかわらず、評価Eからのチームからボコボコに連打を食らうという試合が2つありました。変化量の少なさ、あるいは速球中心の緑特能が作用したのかもしれません。今後の検証課題です。
まとめ
第5回アップデートにおけるさまざまなバランス調整があり、序盤の戦いづらさやストレスという点においては、しっかり改善がなされているという印象を受けました。
あくまで3年を1回だけプレイしたものですので十分な検証とは言えませんが、それでも初めて転生なしスタートの3年で甲子園に行くことができたので、大きな進歩と言えるのではないでしょうか。
それはそうと、発売時から仕様が大きく変わった栄冠ナインに、公式攻略本はついていけているのでしょうか。