【パワプロ2024-2025】「栄冠ナイン」アプデ後3年プレイ。連打モードやテンション激下げ、赤特削除など検証結果を紹介

2024年8月25日2024年9月1日

「パワフルプロ野球2024-2025(パワプロ2024-2025)」の栄冠ナインは、発売当初よりゲームバランスの悪さが指摘されてきました。

8月22日の第3回アップデートでは、そうしたユーザーの声に応えるべく、いくつかのポイントにおいてバランス調整が施されています。

この記事では、アップデートによって栄冠ナインはどう変わったのか、スタートから3年間ちょっとをプレイしたうえでまとめています。

なお、本記事では、アップデート前のバージョンを「初期バージョン」、アップデート後のバージョンを「アプデ後バージョン」と表記します。

第3回アップデートでの変更点

まずは、第3回アップデートで行われた変更について、公式発表を見ておきましょう。

• 打高投低による失点のしやすさを調整
• 月曜日にテンションが下がるイベントの発生確率を調整
• 試合後の評判下降値を調整
• 卒業生（プロ選手）訪問イベントで優先的に削除する赤特殊能力の判定を修正

当初の告知内容に加え、プロ野球OBの赤特削除イベントについても調整に追加されました。

アプデ後検証結果まとめ

使用したチーム

今回の検証もリセマラなしの一発スタート。★50前後の投手2人という最低クラスの条件でスタートすることになりました。

転生選手は3年目に田中千晴投手（巨人）が加入しました。3年目夏までには間に合いませんでしたが、秋からは即エースとして活躍してくれそうです。

3年夏のエースがこちら。これと魔物発動1回で県大会決勝（相手S）までいけたので、初期バージョンより遊びやすくなっていることは間違いありません。相手次第では、適当にスタートしても3年夏甲子園は十分にありますね。

連打モード

パワプロ2024-2025の栄冠ナイン初期バージョンを象徴する仕様と言えば、CPUの異様な連打モードです。どこまでも続く失点にうんざりしたプレイヤーが多発しました。

アプデ後バージョンでは、初期バージョンほどの連打モードが発生することはなくなりました。大量失点をすることはありますが、それは明確に戦力差がある場合で、理不尽さは和らいでいます。

それに伴い、1,2年目転生なしのチームでも、ポイントを押さえて育成していけば、夏や秋の県大会でもそれなりに勝つことができるようになっています。魔物がないと勝負にならないという状況は改善されました。

加えて言えば、初期バージョンでは相手のピッチャーが★100台でも全然打てないなんてこともありましたが、アプデ後バージョンでは能力相応かそれ以上に打ってくれる印象です。

月曜日テンション下げの発生確率

パワプロ2024-2025の栄冠ナインでは、過去作では火曜日にランダム変動していたテンションについて、月曜日に複数人が下がる仕様へと変更されました。その代わり、長期休暇中はテンションダウンイベントが発生しなくなりました。

初期バージョンでは、この仕様によるテンションダウンが激しく、時に5人以上のテンションが下がってしまうこともあり、調子を保ったまま試合に臨むのが非常に困難な状況となっていました。

アプデ後バージョンでは、月曜日のテンション下げはそのままですが、1回あたりに選ばれる選手の数は減ったように思います。週によっては発生しないこともありました。（【追記】大会期間中はテンション下げいが発生しない仕様に変更されているようです。）

このことは試合の調子を見ても一目瞭然です。以下はとある試合の調子ですが、ここまで調子のいい選手が揃うのは、初期バージョンではまずありえなかったでしょう。

評判下げ幅の調整

試合で負けたときに評判が下がりますが、初期バージョンではその下げ幅が大きく、評判を維持するのがとても難しい仕様になっていました。

アプデ後バージョンでは、負けたときの評判の下げ幅が明らかに少なくなっています。試合に勝ちやすくなったことと合わせ、転生なしチームでも2年目に中堅届くかどうかのところまで上がりました。

赤特削除判定の見直し

初めてドラフトで指名されたのが3年目だったので、ここだけ延長で検証しました。

過去作では、プロ野球選手になったOBのマスに止まると、確率で赤特削除イベントが発生していました。パワプロ2024-2025では、そこにEからDに上げる効果も対象として加わったため、初期バージョンでは赤特を削除できる確率が大幅に低下していました。

検証数が少ないものの、アプデ後バージョンでは、初回から5回連続で赤特削除が発生しました。Eと赤特の数を比べると偶然とは考えづらく、赤特が優先的に削除される仕様になったと考えてよいでしょう。

特に現役選手の転生は赤特を抱えていることが多いので、このイベントが改善されたことにより扱いやすくなったのではないでしょうか。

まとめ

初期バージョンが物議をかもした栄冠ナインですが、アプデ後バージョンはかなり遊びやすくなっていると言えます。

プレイヤー有利のバランスになっていないかとすら感じますが、初期バージョンとの差でそう感じるだけかもしれませんので、そのあたりの評価はひとまず保留します。

いずれにしろ、これでようやく楽しく遊べる栄冠ナインになったと思いますので、初期バージョンで挫折した人やアプデ待ちだった人は、この機会に始めてもよいでしょう。

【追記】追加プレイで違和感が…

この記事を書いた後、そのままのチームで進めていたのですが、検証中もかすかにあった違和感が増してきました。とりあえず書き出しておくと、

• ホームラン増えてない？
• エラー増えてない？
• ★400超えピッチャーが同格・格下にボコボコ

初期バージョンの連打モードでは、センター前へと抜けていく鋭いライナーが多かったのですが、全体的に弾道が上がっているように感じました。

エラーに関しては、捕球の低い選手のエラーが増えているように思います。また、相手チームが格上だと、捕球が高い選手、送球が悪くない選手でもエラーが増えるという、露骨な調整も目につきます。

ピッチャーの大量失点に関しては、連打モードのときのように常に打たれるわけではなく、突発的に大量失点を食らう印象です。なんらかのトリガーがあるのか、それとも弾道の調整？が影響しているのかは分かりません。

逆に、こちらが異常な連打モードに入ることもあるのでそのあたりは平等と言えなくもないのですが、もう少し野球らしい試合に調整できないものでしょうか。例えるなら、甲子園で伝説の一戦として語り継がれるレベルの逆転劇が、一大会で何度も起こるような状況です。