【パワプロ2024-2025】「栄冠ナイン」連打モード考察と対策。強力転生なしで甲子園に進むには

「パワフルプロ野球2024-2025(パワプロ2024-2025)」の栄冠ナインは、序盤に受ける連打モードの洗礼があまりに強烈であり、多くのプレイヤーを苦しめてきました。

8月下旬のアップデートでは「打高投低の調整」が告知されており、この状態がある程度は緩和する可能性が高いのですが、現状の対策としてこの記事を残します。

連打モードの考察

連打モードの発生条件は?

栄冠ナインプレイヤーの間で使われている「連打モード」とは、CPUチームが実力を超えて打ち続ける現象のことを指します。

連打モードについてはさまざまな検証がなされていますが、発生条件として考えられているものがいくつかあります。具体的には、

  • 投手力
  • 総合戦力(試合戦力)

このいずれか、あるいは両方が有力です。ちなみに、試合戦力はスタメンとベンチ入りの選手の平均、総合戦力はベンチ外の選手も含めた平均です。

今作から試合戦力が表示されるようになったことから、こちらが何らかの役割を果たしているのではないかとの見方もあります。

見えない力が序盤の壁に

連打モードの正体はおそらく、弱者が強者に勝利することを阻止する見えない力(補正)であり、これを呪いと呼ぶ人もいます。今作では、こちらが総合戦力(試合戦力)EやDの時期にやたらと強く働き、試合前半でリードを奪うと後半に大量失点を食らうパターンが多発します。

このモードに入ると、相手打者の能力が低くても普通に打たれますし、十分な守備力がある選手がエラーするなど、通常では考えないプレイが立て続けに起こることから、見えない力が働いていることは明白です。

それを打開するには、見えない力も及ばないほどの圧倒的な能力を持った投手を擁するか、地道に戦力を上げて弱者から脱出するしかないのだろうというのが、私の最終的な結論となります。

内気もひとつの対策にはなりますが、発動確率やタイミングの問題もあり、それだけで連打モードに対抗することは難しいように思います。

連打モードを抑制する育成術

転生なしで4年夏の甲子園出場を達成

今回の育成方針を実践したチームの記録をまとめたのが以下の記事です。

4年夏までかかっていますが、転生なしスタートでも理不尽な連打モードを乗り越えられると分かった、初期バージョンの集大成と言えるチーム作りとなっています。

投手力を高める

今回のデータでは、エースは甲子園出場時で★320ほど。覚醒のおかげもあって、入学時の★100以下からよく育ってくれました。

それ以外にも、約★250,200の控え投手が2枚いました。試合はほぼエースの完投に近い状況で、控えは終盤に顔見せ程度に出していただけですが、ブルペンに安定感が増していたのは確かです。

能力の上げ方は、球速、コントロール、総変化球量のバランスをとりつつ、先発なら夏までにスタミナをD近くまでもっていく感じです。投手力を算出する際には、球速や総変化量もS~Gに置き換えられており、例えばCのラインだと、球速は144km/h、総変化量は10です。

それともうひとつ、投手は毎年2人以上は加入してくるわけですが、正直どうにもならないなという投手もいます。これを野手にコンバートすることで、グラフ上の投手力平均を高めることができます。この作業が功を奏した可能性も十分にあるでしょう。

また、自分のプレイではありませんが、強力な転生投手を引き当てたプレイヤーは、割と余裕ともって3年以内に甲子園に行けている点も、投手力が連打モードを抑制する一つの要因と考えられる理由です。

総合戦力(試合戦力)を整える

総合戦力をバランスよく上げるうえで重要なのは、チーム方針を打撃力重視で固定することです。ミートとパワーは他の能力より必要経験値が大きいため、打撃力重視にして練習を出やすくすることが重要となります。

ミートと走力を優先して上げることで、強戦術と言われる「転がす」の戦術レベルを先に一定まで上げつつ、そこに振り切るのではなく、パワーや守備力も最低Dを目指して上げたことで、戦力はバランスよく高まっていきました。肩力はポジションで判断し、外野なら高めに振っています。

なお、弾道と捕球は戦力の計算には使われません。これらを完全に無視したほうが効率が良い説もあるにはあるのですが、私は最低限上げています。ちなみに、捕球を上げたところで連打モード中のエラーが劇的に減るものではないため、上げる優先度は低くなります。

練習効率は大切に

強力な転生選手なしでチームをここまで育てるには、練習効率が上がったときに正しい行動をとることが重要となります。

基本的には、練習効率が上がるイベントが発生したら大きい数字の練習を選ぶことなのですが、練習効率が上がるイベントをたくさん起こすことも大切です。

そのあたりは以下の記事で解説していますので、うまく育たないなと感じている人は参考にしてください。

まとめ

連打モードから抜け出す方法が分かったとはいえ、栄冠ナインを何作もプレイして立ち回りを理解しつくしている私がプレイしてようやくこの感じですから、今作から始めた人がプレイしたらやっぱり苦労するだろうなとは思います。

連打モードやテンション管理の問題に関しては、8月下旬のアップデートで「打高投低の調整」「月曜日のテンションダウン確率の引き下げ」が行われます。

この調整により、栄冠ナインがより戦いやすいバランスになるのか、それとも新たな苦労がやってくるのかは分かりませんが、いい方向に向かうことを期待します。